2016年11月10日更新

ズルいオンナになって彼の愛を取り戻す

物分かりの良い優しいオンナはうんざり。そう思って、ズルいオンナになろうとしたけども…

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物分かりの良い子

別れるときはすんなり別れて、駄々をこねることもしませんでした。
勉強が忙しいなんて単なる言い訳に過ぎないと頭の中では分かっていましたけれど、嫌われるのが怖くて何も言いませんでした。

それから、しばらくは優等生でいました。
勉強もしっかりやって、テストの順位も上から2番目。
本当はずっと引きずっていたけども、何も言わずに淡々と毎日を過ごしていました。

荒れて荒れて、心配かければ……

そんな私とは正反対で、友達も周りの人も別れ話は泣いて怒って大変でした。
別れたくない、悪いところは直すからとゴネている話はよく耳に入ってきました。

面倒なオンナだと全く関係ない人は思うけれど、当の本人たちからするとそれは当たり前で、驚くほど短期間で復縁に成功していたのです。

だから、私も良い子をやめました。
オンナの武器だと言われる涙で彼の気を引き、友達と大喧嘩しているところを敢えて見せて心配させたり、と計算して恋をすることにしました。

愛していたのは私だけ……

案の定、彼は私を心配してくれました。
優しく悩みも聞いてくれたし、2人で会う時間も増えました。
ああ、こんなふうにして周りの人は彼氏の気持ちを繋ぎとめていたんだと確信しました。

しかし、私は知ってしまったのです。
彼が優しくしていたのは、私だけじゃなかったのだということを……

そして、彼にとったら私は浮気相手だったのだということも知りました。

優しくしてくれたのは愛じゃなく、同情だったのです。
愛していたのは、私だけでした。

周りと同じになりたくて、自分を傷つけた結果はやっぱり幸せになれませんでした。
私は、彼に「今までありがとう。幸せになってね。」と言ってお別れし、元の優等生に戻りました。

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